ずっとむかしに読書メモを書いておいた本だが、メモがどっかに行ってしまった。別ブログにまぎれ込んでいたので、再録。
著者は話題になった大迫力映画「パーフェクト ストーム 」
オ・ホウ島の場所はここ(↓)。ニューヨークからそれほど離れているわけでもないが、完全な過疎地。島民は40名しかいない。それでも補助金なんか当てにせずにロブスターの揚がりだけで生活している。自分の食い扶持は自分で稼ぐというアメリカ資本主義の精神はまだまだ健全である。
感心したこと。この島の漁船はみんな沖係留(沖留め)しているのだ。乗り込むためにはテンダー(足船)で漁船まで出向く。荷物の積み込みは公共岸壁まで船を移動させてやる。日本ではどんな辺鄙な漁港に行っても漁船は岸壁係留されている。農村・漁村に莫大な公共事業が行われたからだ。そのくせガラガラに空いている岸壁にプレジャーボートが係留しようとすると拒否する漁港が多い。日米バラマキ公共事業の差。これが自然が守られているアメリカの海岸とコンクリートだらけのニッポンの海岸線の違いを生み出した。
追記。著者リンダ・グリーンロウの公式ホームページを見つけた。ここ:
http://www.lindagreenlawbooks.com/
まだ旦那は見つかっていないみたい。